夙夜夢寐


それからまたしばらく経つと夏葵ちゃんと柊亜さんが部屋に入ってきた。


「彩葵さんと胡桃さん!えー夢見たい!」


ニコニコと笑って嬉しそうにしてる夏葵ちゃん。

めっちゃ可愛いなぁ、胡桃の次くらいに可愛い。

……そんな夏葵ちゃんをあたたかな目で見守ってる柊亜さんはドカッとソファーに座ってこっちを見ていた。

私が前もう来ないって言ったのに来てるから不満なのかな。


「ねえ彩葵。今日家泊まっていーい?」


どうして今言うのよ、胡桃……。

帰る時にでも言ってくれたら良かったのに。


「いいよ?……なに?」


「あ、いや!あっさり返事してるからびっくりした!あ、もしかして2人は家族ぐるみの付き合いとか〜?」


こっちのほうを見つめていた幹部の人たちの中でも白露くんが応えてくれた。

白露くんがお気に入りな胡桃は返事をした。


「ある意味そうかも!お母さんたち仲良いし……まあ彩葵が一人暮らしなこともあるけどー」



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