モウセンゴケ〜甘い香りに誘われて
その後、叔父は、手続きを進めてくれて、数日前に私は、羽鳥 優香から、白石 優香となり叔父夫婦の養女となった。
もちろん、財産放棄はしていないので、そのまま家は私個人の物のまま。
そのことに気がついていない義母は、家も羽鳥の名前、自分達2人の物だと思い、私は叔父の家に準備が出来次第に引越しすると知りウキウキとしている。
鷹也さんには、叔父の養女になる件を電話で報告した際、賛成してくれた。
東雲家としても、興信所などを使って調べていたようだ。
お見合い後、結婚式場を決める為に、2週間ぶりにあの車で迎えに来てくれた鷹也さんと会うことができた。
あの髪型は変わらないが、少しだけ、服装はマシになったようだ。
「今日は、結婚式場をまわりますからね。あなたに恥をかかせないようにと、服だけは揃えてきました」
「ありがとうございます」
「その髪は、切られないんですか?」
「そうですね…あなたと結婚する時には、整えようと思います。それまで、申し訳ないですが、この髪で我慢してください」
「いえ、ダメとかじゃないんです。ただ、目元が見えないのは、寂しいだけです」
「…はぁぁ、まったく」
「えっ?」
もちろん、財産放棄はしていないので、そのまま家は私個人の物のまま。
そのことに気がついていない義母は、家も羽鳥の名前、自分達2人の物だと思い、私は叔父の家に準備が出来次第に引越しすると知りウキウキとしている。
鷹也さんには、叔父の養女になる件を電話で報告した際、賛成してくれた。
東雲家としても、興信所などを使って調べていたようだ。
お見合い後、結婚式場を決める為に、2週間ぶりにあの車で迎えに来てくれた鷹也さんと会うことができた。
あの髪型は変わらないが、少しだけ、服装はマシになったようだ。
「今日は、結婚式場をまわりますからね。あなたに恥をかかせないようにと、服だけは揃えてきました」
「ありがとうございます」
「その髪は、切られないんですか?」
「そうですね…あなたと結婚する時には、整えようと思います。それまで、申し訳ないですが、この髪で我慢してください」
「いえ、ダメとかじゃないんです。ただ、目元が見えないのは、寂しいだけです」
「…はぁぁ、まったく」
「えっ?」