俺が君を守ってやる〜御曹司の執愛はどこまでも深く〜
私たちはお互いに求めあった。体が少しでも離れるのが寂しくて、どこもかしこもくっついていたくて、必死に彼にしがみつくと私を抱き上げた。そして私の奥深くまで彼が入ってきた。

あぁ……ん
ふぅ……んん……

お腹の奥底がぎゅっとなり苦しい。でも彼の苦しげな表情に私は愛おしささえ感じた。彼を見上げ、私からキスをした。

「愛してる」

彼の言葉にまた私のお腹は疼いてしまう。だから彼もきっと気がついたはず。それでも口にしたかった。

「私も愛してる」

私の薬指にはまった指輪が時々キラリとする。その度に私は今が現実だと実感した。こんな幸せな時間が永遠に続くことを指輪に祈った。
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