俺が君を守ってやる〜御曹司の執愛はどこまでも深く〜
就業近くになり、藤代さんからメッセージが届いた。
【今日は定時か?】
もう悠真の心配は無くなったから一緒に帰宅する必要なんてないはずなんじゃ……と思ったが、心配してくれるのが少しだけ嬉しくもあった。
【30分くらい残業になりそうです】
するとすぐに返信が来た。
【分かった。俺もそのくらい残業したら会社を出るからエントランスを出る時に連絡をしてくれ】
【分かりました】
忙しい藤代さんに気を使わせてしまうのは止めなければならない。絶対に残業30分で帰れる職種ではないのに、無理をしているのではないかと思う。
私のわがままで引き伸ばすわけにはいかないとやっと踏ん切りがついた。
18時を過ぎ、私はパソコンの電源を落とすと今から帰るとメッセージを送信した。
すると既読だけついた。
エントランスに降りると真鍋くんと藤代さんが歩いているのが見えた。
「あ、中丸さん! 今帰りですか?」
「うん。お疲れ様です」
人懐っこい真鍋くんは2人の会話に私を混ぜてくれ、私も一緒に駅へと歩き出した。藤代さんは聞き役のようで、私たちの会話に相槌を打つだけ。
「あ、もう駅に着いちゃいましたね。中丸さんはどっち方向ですか?」
戸惑ってしまうが素直に藤代さんのマンションの方向を伝えると、真鍋くんは逆方向なのか「それじゃ」と言い分かれて行った。
【今日は定時か?】
もう悠真の心配は無くなったから一緒に帰宅する必要なんてないはずなんじゃ……と思ったが、心配してくれるのが少しだけ嬉しくもあった。
【30分くらい残業になりそうです】
するとすぐに返信が来た。
【分かった。俺もそのくらい残業したら会社を出るからエントランスを出る時に連絡をしてくれ】
【分かりました】
忙しい藤代さんに気を使わせてしまうのは止めなければならない。絶対に残業30分で帰れる職種ではないのに、無理をしているのではないかと思う。
私のわがままで引き伸ばすわけにはいかないとやっと踏ん切りがついた。
18時を過ぎ、私はパソコンの電源を落とすと今から帰るとメッセージを送信した。
すると既読だけついた。
エントランスに降りると真鍋くんと藤代さんが歩いているのが見えた。
「あ、中丸さん! 今帰りですか?」
「うん。お疲れ様です」
人懐っこい真鍋くんは2人の会話に私を混ぜてくれ、私も一緒に駅へと歩き出した。藤代さんは聞き役のようで、私たちの会話に相槌を打つだけ。
「あ、もう駅に着いちゃいましたね。中丸さんはどっち方向ですか?」
戸惑ってしまうが素直に藤代さんのマンションの方向を伝えると、真鍋くんは逆方向なのか「それじゃ」と言い分かれて行った。