社畜地味OLは異動してきた甘々上司に甘やかされるそうです。
マネキンが着用しているのはフリフリの黒いリボン付きの白いブラウスに黒いハイウェストのズボン。そして度があるかどうかは分からないが今風の丸い金縁の眼鏡もかけている。下半身の身体のシルエットが強調されつつおしとやかで派手で女性らしい服装に見える。それにちょっとだけ「出来る女」という雰囲気がした。
(見た目はかわいいけど、着こなしたらかっこよく見えるんだろうな。出来る人って感じで)
「知代子さんはどうしますか?」
上川部長にそう問われた私は少し間を置いてからこの服が欲しいと告げた。
「絶対似合いますよ。知代子さんなら」
「や、どうでしょう……」
(どうかな、でもああいう服着こなしてみたい)
せっかくなのでフィッティングルームで試着させてもらった。すると思ったよりも映えているように見えた。
「おっいいじゃないですか! すごい似合ってますよ!」
店員さんがぱっと明るい笑顔を見せて褒めてくれた。上川部長もとても似合っています! と2人が一斉に褒めて来るので少し圧倒されていたが、段々と自信と似た何かが胸の中で芽生え始めてきたのを覚える。
「良かったです……! へへっ。嬉しいです」
こんなにたくさん褒められるとは……いつぶりだろうか。それに褒められるととっても嬉しい。
(見た目はかわいいけど、着こなしたらかっこよく見えるんだろうな。出来る人って感じで)
「知代子さんはどうしますか?」
上川部長にそう問われた私は少し間を置いてからこの服が欲しいと告げた。
「絶対似合いますよ。知代子さんなら」
「や、どうでしょう……」
(どうかな、でもああいう服着こなしてみたい)
せっかくなのでフィッティングルームで試着させてもらった。すると思ったよりも映えているように見えた。
「おっいいじゃないですか! すごい似合ってますよ!」
店員さんがぱっと明るい笑顔を見せて褒めてくれた。上川部長もとても似合っています! と2人が一斉に褒めて来るので少し圧倒されていたが、段々と自信と似た何かが胸の中で芽生え始めてきたのを覚える。
「良かったです……! へへっ。嬉しいです」
こんなにたくさん褒められるとは……いつぶりだろうか。それに褒められるととっても嬉しい。