社畜地味OLは異動してきた甘々上司に甘やかされるそうです。
残念ながら上川部長は彼氏ではない。
「彼氏いないよ。気分で切っただけ」
「そっか……てっきりかっこよくなったから彼氏出来たのかと思った」
「いやいや、なんでそうなる?!」
「だって、雰囲気ガラッと変わったからさ! びっくりしちゃって」
「まあ……驚かせてごめん」
「でも俺は姉ちゃんかっこいいと思うよ。なんか前より自信がついたように思う」
「そうかな?」
弟の柔らかな微笑みを見ていると、心地よい気持ちになっていくきがした。
次の日の朝。スマホの画面に映し出された先輩どもの鬼電通知を消し、母親が作ってくれた朝食を食べていつも通り電車に乗って出社する。
「おはようございますーー」
オフィスにはまだ誰もいない。どころか、私のデスク以外全てまっさらな状態になっている。
「え……?」
私のデスク以外、ノートパソコンなどといった仕事道具が綺麗サッパリ無くなっているのだ。
まるでこの部屋にいる社員は、私だけだとでも言うような有り様に思わず私の口は開いたまま塞がらなくなる。
「えっ、何これ? どういう事? 私の分のパソコンしかないし……!」
「彼氏いないよ。気分で切っただけ」
「そっか……てっきりかっこよくなったから彼氏出来たのかと思った」
「いやいや、なんでそうなる?!」
「だって、雰囲気ガラッと変わったからさ! びっくりしちゃって」
「まあ……驚かせてごめん」
「でも俺は姉ちゃんかっこいいと思うよ。なんか前より自信がついたように思う」
「そうかな?」
弟の柔らかな微笑みを見ていると、心地よい気持ちになっていくきがした。
次の日の朝。スマホの画面に映し出された先輩どもの鬼電通知を消し、母親が作ってくれた朝食を食べていつも通り電車に乗って出社する。
「おはようございますーー」
オフィスにはまだ誰もいない。どころか、私のデスク以外全てまっさらな状態になっている。
「え……?」
私のデスク以外、ノートパソコンなどといった仕事道具が綺麗サッパリ無くなっているのだ。
まるでこの部屋にいる社員は、私だけだとでも言うような有り様に思わず私の口は開いたまま塞がらなくなる。
「えっ、何これ? どういう事? 私の分のパソコンしかないし……!」