社畜地味OLは異動してきた甘々上司に甘やかされるそうです。
おろおろしている事数分。後ろから上川部長が挨拶する声が聞こえてきた。
「知代子さんおはようございますーー」
「おはようございます、部長。あのその……これっていったいどういう状況なんです?」
「ああ、実は今日からこの部署の社員は知代子さんだけになったんです」
「……え?」
部署の社員が私だけ? 何がどうしてそうなったんだ? 理解が追い付かない。
「部長になるにあたってこの部署の社員の勤務態度について調べさせて頂きました。知代子さんの話も愚痴と言う形でしっかり聞かせてもらいましたしね。それで知代子さん以外の社員は全て左遷又はクビにさせて頂き、知代子さんとの接触も禁止という事になりました」
上川部長はにっこりと微笑みながらそう語った。彼の微笑みには若干怒りと言うか、怖さが見て取れたような気がした。
「えっ……ええ?!」
「仕事に関しては残業無し、一部はオート化し知代子さんへの負担もしっかりと減らしていますのでご安心を。もう知代子さんは残業しなくて良いんです」
私に仕事を押し付ける人物が全て消えて、残業の必要性も無くなり仕事量も減った。
情報を飲み込めた私の胸の中からゆっくりと、歓喜の感情が沸き上がって来る。
「や……やった、やったあああああ!!!!」
気が付けば年甲斐もなく私は両手を掲げてその場でぴょんぴょんとジャンプしていたのだった。
「知代子さんおはようございますーー」
「おはようございます、部長。あのその……これっていったいどういう状況なんです?」
「ああ、実は今日からこの部署の社員は知代子さんだけになったんです」
「……え?」
部署の社員が私だけ? 何がどうしてそうなったんだ? 理解が追い付かない。
「部長になるにあたってこの部署の社員の勤務態度について調べさせて頂きました。知代子さんの話も愚痴と言う形でしっかり聞かせてもらいましたしね。それで知代子さん以外の社員は全て左遷又はクビにさせて頂き、知代子さんとの接触も禁止という事になりました」
上川部長はにっこりと微笑みながらそう語った。彼の微笑みには若干怒りと言うか、怖さが見て取れたような気がした。
「えっ……ええ?!」
「仕事に関しては残業無し、一部はオート化し知代子さんへの負担もしっかりと減らしていますのでご安心を。もう知代子さんは残業しなくて良いんです」
私に仕事を押し付ける人物が全て消えて、残業の必要性も無くなり仕事量も減った。
情報を飲み込めた私の胸の中からゆっくりと、歓喜の感情が沸き上がって来る。
「や……やった、やったあああああ!!!!」
気が付けば年甲斐もなく私は両手を掲げてその場でぴょんぴょんとジャンプしていたのだった。