社畜地味OLは異動してきた甘々上司に甘やかされるそうです。
これまで出張に同行した事は一度もない。なので同行したい気持ちはあるが仕事は大丈夫なのかという不安もある。
「あの、出張先でも仕事は出来ますか?」
「ああ、勿論出来ますよ。言ってくれたらそのようにスケジュールも組みますんで」
「……じゃあ、同行お願いします!」
「ん、決まりですね」
にこっと彼が歯を見せて笑った。初めての出張……どのような感じなのだろうか。
(仕事だけど、なんだか楽しみだ……! てかなんか旅行みたい)
そう考えるとわくわくした楽しさが胸の中で浮かんできたのだった。
その後、昼食は入社以来久々に会社の食堂で食べる事にした。チーズソースがかかったハンバーグ定食はごはんが進んでたまらなかった。それに残業も無いという事で、上川部長と共に定時退社する事になった。
「駅まで送りますよ」
「いいんですか?」
「勿論。何かあっては困りますし。それに俺、知代子さんと一緒に帰りたいので」
私と一緒に帰りたい。そんなセリフ言われるのいつぶりだろうか。高校生の時くらい? それとも小学校の時? はっきりと思い出せない。しかも耳元で言われたものだから余計に胸がドキドキと高鳴る。
「あ、ありがとうございます……」
そう照れながら彼に感謝の言葉を返すのがやっとだった。
「あの、出張先でも仕事は出来ますか?」
「ああ、勿論出来ますよ。言ってくれたらそのようにスケジュールも組みますんで」
「……じゃあ、同行お願いします!」
「ん、決まりですね」
にこっと彼が歯を見せて笑った。初めての出張……どのような感じなのだろうか。
(仕事だけど、なんだか楽しみだ……! てかなんか旅行みたい)
そう考えるとわくわくした楽しさが胸の中で浮かんできたのだった。
その後、昼食は入社以来久々に会社の食堂で食べる事にした。チーズソースがかかったハンバーグ定食はごはんが進んでたまらなかった。それに残業も無いという事で、上川部長と共に定時退社する事になった。
「駅まで送りますよ」
「いいんですか?」
「勿論。何かあっては困りますし。それに俺、知代子さんと一緒に帰りたいので」
私と一緒に帰りたい。そんなセリフ言われるのいつぶりだろうか。高校生の時くらい? それとも小学校の時? はっきりと思い出せない。しかも耳元で言われたものだから余計に胸がドキドキと高鳴る。
「あ、ありがとうございます……」
そう照れながら彼に感謝の言葉を返すのがやっとだった。