クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました

最寄り駅からしばらく電車に揺られて、私が待ち合わせ場所に着くと、すでにそーちゃんは来ていた。


「そーちゃん!」


私がそーちゃんの元へ駆け寄ると、そーちゃんは目を大きく見開く。


「ワオ! キミは、せーちゃん!?」

「イ、イエス!」


そーちゃんが、あまりにも驚くから。つられて私も英語で答えちゃった。


「オーッ、ソーキュート!」


そしてそーちゃんは、私を下から眺めるように目線を動かす。


「そーちゃん。そんなにじっと見られたら、恥ずかしいよ」

「ソーリー。せーちゃんが、あまりにも可愛かったから」

「あっ、ありがと」


そーちゃんってほんと、どんなこともストレートに言ってくれるから。照れちゃうよ。


「今日は来てくれてありがとう。それじゃあ、さっそく行こうか」


私とそーちゃんは、駅の近くの大型ショッピングモールへと向かった。
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