クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
「それじゃあ僕、お会計してくるから。せーちゃん、ちょっと待っててくれる?」
「分かった」
しばらくしてプレゼントを選び終えたそーちゃんがお会計をしている間、私はひとりで店内を見てまわる。
「あっ。この消しゴム、可愛いな」
私は、目についたピンクの消しゴムを手にとる。
「こっちのヘアゴムも素敵!」
可愛いものに囲まれていると、不思議とテンションが上がって。ほんと、見ているだけで楽しい。
「せーちゃん、お待たせ」
私がヘアアクセサリーを見ていると、ショップバッグを手にしたそーちゃんに声をかけられた。
「あっ、そーちゃん! 買えたんだ。良かったね」
「うん。おかげで良い買い物ができたよ。ありがとう」
「ううん。どういたしまして」
「ねえ、せーちゃん。このあとだけど、時間ある?」