クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
「陽向……」
さっきの陽向の言葉の続きは、水上くんの登場によって聞けずじまいで。ウヤムヤになっちゃったけど。
その代わりに今、星奈の作るメシが好きだと言ってもらえて。
私はこれからも、陽向にご飯を作っても良いんだって思えて。
自分は陽向に必要とされているということが、感じられたから……その言葉をもらえただけで、今はもう十分だ。
それから必要な買い物をすませると、私たちは帰路についた。
そして帰宅後。私は陽向のリクエスト通りに餃子を作って、陽向と二人で美味しく食べたのだった。