クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
「ああ。バスケは好きだし。俺、頑張ってる奴のことは……嫌いじゃないからな」
「ありがとう!」
それからこの日は、すぐに帰宅したけど。
翌日以降も晴れの日は、毎日のように放課後は公園で陽向とふたりでバスケの練習をした。
陽向は一度も嫌な顔をすることなく、私の練習に付き合ってくれて。
「星奈、ナイスシュート!」
陽向が言っていた“継続は力なり”の言葉のとおり、毎日少しずつ練習を続けることで、あれだけ出来なかったシュートも徐々に決まるようになっていったんだ。