クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
︎︎︎︎6.ドキドキの球技大会
陽向との初めての週末の同居から、数日後。
「わぁ。澄野さんすごい!」
球技大会を翌日に控えた体育の時間。
バスケットボールをゴールに向かって投げたらシュートが決まって、同じチームの女の子たちにびっくりされた。
「へへ。ちょっと練習したんだ。みんなに迷惑かけたくないから」
この2週間の陽向との練習が、こうしてちゃんと実を結んで嬉しいな。
「お〜、星奈ちゃんナイッシュー! いぇーい」
近くで見ていたのか、水上くんが笑顔で私のもとに走ってきて、パチンと手にタッチしてくれる。