この空の下で君への想いを叫ぶ
うまく言葉で伝えられないけど、私のつまらなかった世界を変えてくれたのは誰でもない小坂くんだから。



「友達とこうして遊ぶことにずっと憧れてて、いつも小説の中だけでしか知らなかった世界を、小坂くんが私にくれたんだよ。私は今、幸せだって胸を張って言える。全部小坂くんがいてくれたおかげ。本当にありがとう」



小坂くんは一瞬目を見開くと、「そうか」と呟いてまた前を向いてしまった。



この当たり前だけど当たり前じゃない日常が、私にとっての何よりもの証明だから。


少しでも私の気持ちが小坂くんに届いているといいな。そう願った。
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