夏の出会いは素敵な恋の予感~超人気俳優になった憧れの先輩は、溢れんばかりの愛情で甘く私を包み込む~
だけど不思議だ、胸の頂きを舌に含むように刺激された時、嘘みたいにいらやしい声が漏れ、部屋中に響き渡った。
喘ぐ声の出し方を知らなかった自分から、勝手にこんなみっともない声が出るなんて……


「……先輩っ、いやっ」


「痛いの?」


「……違います。そこ、何だか変な感じで……」


「夏凛はここが気持ち良いんだな、こんなに感じてる……」


「わ、わかるんですか?」


「もちろんだ。すごく濡れてるし、夏凛の顔を見ればすぐわかる。だから、芝居したってバレるから」


「……恥ずかしいです」


舌は容赦なく敏感になった胸を舐め尽くし、気持ち良くてたまらない私はいやらしく体をくねらせて喜んだ。
まだまだ欲しい、もっと――
そう願う自分が怖かった。私は、奥底に隠れていた性に対する本性を初めて知った。
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