夏の出会いは素敵な恋の予感~超人気俳優になった憧れの先輩は、溢れんばかりの愛情で甘く私を包み込む~
「琉唯……先輩……。あの、私……ごめんなさい、上手く頭の中が整理できなくて、あの……」
「ごめん、突然。でも、本当のことだから。俺、お前のことをコロンみたいだとか言って、ずっとごまかしてばかりで……。情けないけど、全然素直に気持ちを言えなくて……。お前に嫌われたらどうしようとか、このまま離れ離れになったらどうしようとか、色々考えると怖かったんだ」
「……」
「でも、1人前の俳優になれたら夏凛に告白しようって決めてた。だから、ニューヨークに来て、今日こそちゃんと……自分の本当の気持ちを伝えたかった」
異常な程に乱れる心臓の音。
このままこの場に倒れてしまうんじゃないかって思った。心がキュッとなって涙がいくつもこぼれ落ちていく。
「夏凛。大丈夫?」
「……なんか、息が上手くできないです」
「ごめん」
「そ、そんな、謝らないでください」
「困るよな、夏凛には彼氏だっているかも知れないのに、本当に勝手だと思ってる。ごめん」
何度も謝る先輩に対し、私は大きく首を横に振った。
「ごめん、突然。でも、本当のことだから。俺、お前のことをコロンみたいだとか言って、ずっとごまかしてばかりで……。情けないけど、全然素直に気持ちを言えなくて……。お前に嫌われたらどうしようとか、このまま離れ離れになったらどうしようとか、色々考えると怖かったんだ」
「……」
「でも、1人前の俳優になれたら夏凛に告白しようって決めてた。だから、ニューヨークに来て、今日こそちゃんと……自分の本当の気持ちを伝えたかった」
異常な程に乱れる心臓の音。
このままこの場に倒れてしまうんじゃないかって思った。心がキュッとなって涙がいくつもこぼれ落ちていく。
「夏凛。大丈夫?」
「……なんか、息が上手くできないです」
「ごめん」
「そ、そんな、謝らないでください」
「困るよな、夏凛には彼氏だっているかも知れないのに、本当に勝手だと思ってる。ごめん」
何度も謝る先輩に対し、私は大きく首を横に振った。