夏の出会いは素敵な恋の予感~超人気俳優になった憧れの先輩は、溢れんばかりの愛情で甘く私を包み込む~
「夏凛じゃないとダメだから。俺にはお前しかいない」


「……嬉しいです。私も……先輩が好きです」


自分の長年抑えていた感情が、こんなにもサラッとこぼれだすなんて……


「夏凛……本当に?」


「……はい。私、高校時代からずっと琉唯先輩に憧れてました。Jewelry HOSHIMIYAに入社したら、いつか会えるんじゃないかって。本当に……恥ずかしいです」


「すごく嬉しいよ。夏凛」


穴があったら入りたいくらいの気持ちだったけど、先輩のその言葉に救われた。


「ストーカーみたいですよね、すみません」


「夏凛がストーカーなら、俺も……かなりヤバいやつだな」


「こんなの本当に信じられないです。もしかして、私、ミュージカルを見たから、まだ夢から醒めてないのかも」


「夢じゃない、これは現実だ。お前がブロードウェイのミュージカルを観たいと言った時から、いつか一緒にニューヨークに行くって決めてた。今、ようやくその願いが叶った。これからは一緒に暮らして、俺の彼女としてそばにいてほしい」


「ダ、ダメです! それはダメです」
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