夏の出会いは素敵な恋の予感~超人気俳優になった憧れの先輩は、溢れんばかりの愛情で甘く私を包み込む~
「わからない? じゃあ教えてあげる。琉唯君はね、本当は私のことが好きなの。なのに、いつもあなたに邪魔されて。あなたを好きだと勘違いしてるのよ。だからね、もしあなたが本気で琉唯君のことを想うなら、今すぐ琉唯君から離れて。お願いだからどっかに消えてよ」


高校時代からずっと思ってたこと……やっと言えた。


「待って、私はただ、琉唯先輩のことが……」


「何よ? まさか好きだなんて言うの?」


「……」


「あなたみたいな一般人が琉唯君とどうにかなろうなんてなめてる」


「……優梨愛ちゃん、私達は……」


「うるさい!! もしあなたが琉唯君から離れないなら、私、マスコミに言うわよ。あなたが琉唯君を誘惑したって。世間は許さないでしょうね、悪女の文月 夏凛を」
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