わたしヒロイン!!
第1章
虹の向こうに目が届く
「子役になる方法」と検索して一番に出てきたのは、「事務所オーディション」だった。
子役は、事務所に所属していないとほとんど仕事ができないのだ。
ホームページを開くと、落ち着いてソファーに座った。
「やっぱり親の同意とかいるのか~。」
梨里は呟いたのち、スマホをポケットにしまい、ソファーで寝息をかいた。
ドアがガチャり、と開いた音がした。
寝息がとまり、ソファーから飛び起きた。
やばいやばいやばい怒られる!!
「ただいま~。」
「おかえり~。」
動揺を隠さず、梨里は自分の机に直行した。
「ちょっと、テレビばっかり見てないの!!もう立派な中学生なんだから!!」
とうるさいお母さんの声を無視して、ガチャり、と部屋の鍵を閉める。
あ~もう!!うるさいなぁ。
「もう立派な中学生なんだから」はお母さんの最近の口癖だ。
私だって勉強しなくちゃいけないことはわかってるけどさ……。
だってだって女優になるって決めたもん!!
ポケットからスマホを取り出し、検索する。
「事務所オーディション」と。
1年後だったりもう終了していたり小学生までだったりしていて、
全然受けられるオーディションがなかった。
1時間、2時間、と時間だけが過ぎていく。
スマホが汗でべっとりしていた。
まぁ後で探そう、とめんどくさくなってきた時。
「あ!!」
1ヶ月後のオーディションがあった。
嬉しいのと親がどう思うかの不安がごちゃ混ぜになった。
すごく喜んでいるはずなのに、なんか複雑な気持ちだ。
そのオーディションは、幼児から中学生までの、子役オーディションだった。
東京で開催されるらしく、エントリーは明後日までだった。
「ん??明後日まで!?」
子役は、事務所に所属していないとほとんど仕事ができないのだ。
ホームページを開くと、落ち着いてソファーに座った。
「やっぱり親の同意とかいるのか~。」
梨里は呟いたのち、スマホをポケットにしまい、ソファーで寝息をかいた。
ドアがガチャり、と開いた音がした。
寝息がとまり、ソファーから飛び起きた。
やばいやばいやばい怒られる!!
「ただいま~。」
「おかえり~。」
動揺を隠さず、梨里は自分の机に直行した。
「ちょっと、テレビばっかり見てないの!!もう立派な中学生なんだから!!」
とうるさいお母さんの声を無視して、ガチャり、と部屋の鍵を閉める。
あ~もう!!うるさいなぁ。
「もう立派な中学生なんだから」はお母さんの最近の口癖だ。
私だって勉強しなくちゃいけないことはわかってるけどさ……。
だってだって女優になるって決めたもん!!
ポケットからスマホを取り出し、検索する。
「事務所オーディション」と。
1年後だったりもう終了していたり小学生までだったりしていて、
全然受けられるオーディションがなかった。
1時間、2時間、と時間だけが過ぎていく。
スマホが汗でべっとりしていた。
まぁ後で探そう、とめんどくさくなってきた時。
「あ!!」
1ヶ月後のオーディションがあった。
嬉しいのと親がどう思うかの不安がごちゃ混ぜになった。
すごく喜んでいるはずなのに、なんか複雑な気持ちだ。
そのオーディションは、幼児から中学生までの、子役オーディションだった。
東京で開催されるらしく、エントリーは明後日までだった。
「ん??明後日まで!?」