月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
「なんでウタはいつも俺のとこに来てくれないのかな? 晦がうらやましいよ。縁結びの力って人だけじゃなく動物とも縁を結べるんだな」
「や、ウタが満に懐かないのは力関係ないと思うぜ?」
ウタと格闘している晦さんが呆れの表情で満さんを見る。
そこに望ちゃんが苦笑しながら満さんのぶんのかき氷を差し出した。
「満兄さんはウタへの愛が重いからねー。はい、気をつけてね」
「あ、待って望、満兄に直接渡したら!」
突然弦さんが慌てて声を上げる。
なに? と思ったら、満さんは手がすべったのか、受け取ったかき氷の器をしっかり受け取ることができなかった。
「わっ! っと、っと!」
何とかつかもうとしたけれど、変なところに当たってしまったのかかき氷の器はそのままポーンと朔さんの方へと飛んでいく。
危ない! と思ったのもつかの間。
「ナァーゴ!」
晦さんにじゃれついていたウタが反応して、器をぺしっと叩く。すると器は座卓の上に落ち、少しすべって満さんの目の前で止まった。
「……」
お……おおお!?
恐ろしいまでの偶然に、私は目を見開いて固まったまま驚いた。
でも他の五人は私ほど驚いていない。
「や、ウタが満に懐かないのは力関係ないと思うぜ?」
ウタと格闘している晦さんが呆れの表情で満さんを見る。
そこに望ちゃんが苦笑しながら満さんのぶんのかき氷を差し出した。
「満兄さんはウタへの愛が重いからねー。はい、気をつけてね」
「あ、待って望、満兄に直接渡したら!」
突然弦さんが慌てて声を上げる。
なに? と思ったら、満さんは手がすべったのか、受け取ったかき氷の器をしっかり受け取ることができなかった。
「わっ! っと、っと!」
何とかつかもうとしたけれど、変なところに当たってしまったのかかき氷の器はそのままポーンと朔さんの方へと飛んでいく。
危ない! と思ったのもつかの間。
「ナァーゴ!」
晦さんにじゃれついていたウタが反応して、器をぺしっと叩く。すると器は座卓の上に落ち、少しすべって満さんの目の前で止まった。
「……」
お……おおお!?
恐ろしいまでの偶然に、私は目を見開いて固まったまま驚いた。
でも他の五人は私ほど驚いていない。