月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
「はぁ……弦、満が自分のドジを強運でカバーするのはいつものことじゃないか」
呆れたようにため息をついた朔さんに、弦さんはすねたように唇をとがらせた。
「それを知らないあさひさんが驚くと思って声をかけたんだよ……でも、中身が全く落ちなかったのはすごいね。いつもは少しくらいこぼれるのに」
「んー、朔兄さんの厄除けの力も合わさったんじゃないかな? っていうか、力の話あさひちゃんにしたの?」
顎に人差し指を当てながら分析していた望ちゃんは、小さく首を傾げてみんなに聞いた。
それに答えたのは自分の分のかき氷をウタにとられないように気をつけながら引き寄せていた晦さんだ。
「ああ、この子望のクラスに転入するみたいだし、望のそばにいてくれると助かるって色々説明した」
「え? まさか護衛とか頼んだりしてないよね? 学校にいる分には大丈夫だって言ったでしょう?」
不満そうに少し怒る望ちゃんに、満さんがフォローするようにニッコリと笑う。
「兄としては心配なんだよ。それに剣道の心得があったとしても女の子にそこまでのことは求めないって」
初めて同年代の男の子に女の子扱いされてなんだか照れ臭い気分になる。
実際『護衛を頼みたい』って言ってたけれど、危険がないようにそばにいてほしいだけだったみたいだし。
呆れたようにため息をついた朔さんに、弦さんはすねたように唇をとがらせた。
「それを知らないあさひさんが驚くと思って声をかけたんだよ……でも、中身が全く落ちなかったのはすごいね。いつもは少しくらいこぼれるのに」
「んー、朔兄さんの厄除けの力も合わさったんじゃないかな? っていうか、力の話あさひちゃんにしたの?」
顎に人差し指を当てながら分析していた望ちゃんは、小さく首を傾げてみんなに聞いた。
それに答えたのは自分の分のかき氷をウタにとられないように気をつけながら引き寄せていた晦さんだ。
「ああ、この子望のクラスに転入するみたいだし、望のそばにいてくれると助かるって色々説明した」
「え? まさか護衛とか頼んだりしてないよね? 学校にいる分には大丈夫だって言ったでしょう?」
不満そうに少し怒る望ちゃんに、満さんがフォローするようにニッコリと笑う。
「兄としては心配なんだよ。それに剣道の心得があったとしても女の子にそこまでのことは求めないって」
初めて同年代の男の子に女の子扱いされてなんだか照れ臭い気分になる。
実際『護衛を頼みたい』って言ってたけれど、危険がないようにそばにいてほしいだけだったみたいだし。