月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
カワイイ女の子と四人のイケメン
外に出た途端ジリジリと肌を焼いてくる熱を感じる。
夏も終わるという時期だけれど、まだまだ日差しが強い。
コンビニに行くだけだから、って帽子をかぶらずに出てきたのは失敗だったかな?
なんて思いながら、さっきから見栄えの変わらないお隣の塀を見る。
コンビニに着くまで時間がかかっている理由は、絶対このお隣の塀のせいだと思う。
お隣の家は大きなお屋敷みたいで、私の家からコンビニまではこのお屋敷をぐるっと回り込まなくちゃ行けない。
お母さんの話では月島神社っていう近くの神社の神主をしている人の家らしいけれど……。
神主だからってこんなに大きなお屋敷に住むものなのかなぁ?
疑問に思いつつも足を進めていると、前方がなんだか騒がしいことに気づく。
「止めて! 離して!」
女の子の悲鳴のような叫びが聞こえてきて意識が引き締まる。
走って近づくと、門の前のところで私と同じ年くらいの女の子が、黒スーツにサングラス姿のいかにも怪しそうな男たちにつれて行かれそうになっていた。
え? なに? もしかして、誘拐!?
「けっ、警察に……」
何とかしないと、と思って警察に連絡しようと思いつく。
でも、自分で思っているより戸惑っているのか手が思うように動かせない。
バッグからスマホを取り出そうとしているのに、中々開けられなかった。
そうこうしているうちに男たちのしびれを切らしたような声が聞こえる。
夏も終わるという時期だけれど、まだまだ日差しが強い。
コンビニに行くだけだから、って帽子をかぶらずに出てきたのは失敗だったかな?
なんて思いながら、さっきから見栄えの変わらないお隣の塀を見る。
コンビニに着くまで時間がかかっている理由は、絶対このお隣の塀のせいだと思う。
お隣の家は大きなお屋敷みたいで、私の家からコンビニまではこのお屋敷をぐるっと回り込まなくちゃ行けない。
お母さんの話では月島神社っていう近くの神社の神主をしている人の家らしいけれど……。
神主だからってこんなに大きなお屋敷に住むものなのかなぁ?
疑問に思いつつも足を進めていると、前方がなんだか騒がしいことに気づく。
「止めて! 離して!」
女の子の悲鳴のような叫びが聞こえてきて意識が引き締まる。
走って近づくと、門の前のところで私と同じ年くらいの女の子が、黒スーツにサングラス姿のいかにも怪しそうな男たちにつれて行かれそうになっていた。
え? なに? もしかして、誘拐!?
「けっ、警察に……」
何とかしないと、と思って警察に連絡しようと思いつく。
でも、自分で思っているより戸惑っているのか手が思うように動かせない。
バッグからスマホを取り出そうとしているのに、中々開けられなかった。
そうこうしているうちに男たちのしびれを切らしたような声が聞こえる。