月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
四つ子は人気者
午後の授業はなんだか視線が痛かった。
なぜか午前中よりも注目されている気がする。
でもその理由はすぐにわかった。
放課後、校内を案内してくれると言った望ちゃん。案内の前にお手洗いに行ってくるという彼女を教室で待っていたときだ。
望ちゃんに危険が及ばないように側にいた方がいいなら、お手洗いにも一緒に入った方が良かったのかな? でもそれは過保護すぎかな?
なんて悩んでいると、ちょっとキツめの顔立ちをしたクラスの女子が声をかけてきた。一番前にいる子は宮義さんだったかな?
「ねえ、陽木さん。転入早々どうやって望さんに取り入ったの?」
「お兄さんたちの誰をねらってるの?」
「あの人たちは日輪中のアイドルなの! あまり近づかないでちょうだい」
「……は?」
最初は意味がわからなくて頭の中は【?】マークでいっぱいになった。
でも、彼女たちの言い分を聞いているうちに理解する。
そっか、私が人気者の月島家の人たちと仲良くしているのが気に入らないんだ。
でも、だからと言って彼女たちの望む通り望ちゃんから離れるのは違うと思うし……。
何より私も望ちゃんと友だちになれてうれしい。
だからハッキリと告げた。
「望ちゃんは大事な友だちだもん、離れたりしないよ」
「なっ!?」
私の言葉に宮義さんたちの顔色が変わる。とても怒った表情になって、口を開きかけたとき。
なぜか午前中よりも注目されている気がする。
でもその理由はすぐにわかった。
放課後、校内を案内してくれると言った望ちゃん。案内の前にお手洗いに行ってくるという彼女を教室で待っていたときだ。
望ちゃんに危険が及ばないように側にいた方がいいなら、お手洗いにも一緒に入った方が良かったのかな? でもそれは過保護すぎかな?
なんて悩んでいると、ちょっとキツめの顔立ちをしたクラスの女子が声をかけてきた。一番前にいる子は宮義さんだったかな?
「ねえ、陽木さん。転入早々どうやって望さんに取り入ったの?」
「お兄さんたちの誰をねらってるの?」
「あの人たちは日輪中のアイドルなの! あまり近づかないでちょうだい」
「……は?」
最初は意味がわからなくて頭の中は【?】マークでいっぱいになった。
でも、彼女たちの言い分を聞いているうちに理解する。
そっか、私が人気者の月島家の人たちと仲良くしているのが気に入らないんだ。
でも、だからと言って彼女たちの望む通り望ちゃんから離れるのは違うと思うし……。
何より私も望ちゃんと友だちになれてうれしい。
だからハッキリと告げた。
「望ちゃんは大事な友だちだもん、離れたりしないよ」
「なっ!?」
私の言葉に宮義さんたちの顔色が変わる。とても怒った表情になって、口を開きかけたとき。