月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
【今、あさひの家のところにいるんだけど。ちょっと出られるか?】
望ちゃんのことには触れられていない文面に、どういうことなの? って首をかしげる。
とりあえず私は【今出ます】と短く返事をすると、部屋を出て一階に降りた。
玄関に向かう途中、リビングでテレビを見ながらゆっくりしていたお父さんとお母さんに声をかけられる。
「ん? どこ行くんだ?」
「こんな遅くに外出なんてダメよ?」
引き留めるような両親の言葉に、「お隣さんが来てるの。玄関先に出るだけだよ」と伝えて玄関に急いだ。
ガチャ、と音を立てて玄関ドアを開けると、少し離れたところにラフな格好をしている朔さんの姿が見えた。
「朔さん、どうしたんですか? 望ちゃんになにかありました?」
そいういえば制服以外の姿を見るのは初めてだな、と思いながら声をかける。
「は? いや、望になにかあったわけじゃ――」
と、朔さんは私を見たとたん驚いた表情になって固まった。
え? なに? どうしたの?
「朔さん?」
近づいて顔をのぞき込むと、朔さんは「っ!」と息をのんで口元に拳を当てる。
なんなんだろう? 私、なにか驚かせるようなことしたかな?
望ちゃんのことには触れられていない文面に、どういうことなの? って首をかしげる。
とりあえず私は【今出ます】と短く返事をすると、部屋を出て一階に降りた。
玄関に向かう途中、リビングでテレビを見ながらゆっくりしていたお父さんとお母さんに声をかけられる。
「ん? どこ行くんだ?」
「こんな遅くに外出なんてダメよ?」
引き留めるような両親の言葉に、「お隣さんが来てるの。玄関先に出るだけだよ」と伝えて玄関に急いだ。
ガチャ、と音を立てて玄関ドアを開けると、少し離れたところにラフな格好をしている朔さんの姿が見えた。
「朔さん、どうしたんですか? 望ちゃんになにかありました?」
そいういえば制服以外の姿を見るのは初めてだな、と思いながら声をかける。
「は? いや、望になにかあったわけじゃ――」
と、朔さんは私を見たとたん驚いた表情になって固まった。
え? なに? どうしたの?
「朔さん?」
近づいて顔をのぞき込むと、朔さんは「っ!」と息をのんで口元に拳を当てる。
なんなんだろう? 私、なにか驚かせるようなことしたかな?