月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
「あさひ……髪、下ろしてたんだな」
「え? はい、お風呂も入っちゃいましたし」
あとはもう寝るだけだから、また髪を結う必要はないし。
「……なんか、雰囲気違うな……かわいい」
「え!?」
自然と出てきたような言葉にドキッと心臓が跳ねる。
お世辞、じゃないよね? 朔さんはお世辞を言うようなタイプじゃないと思うし。
家と街灯だけの薄明かりの中、この夜と同じ色の目に見つめられて恥ずかしい。
ドキドキと鼓動が早くなって、どうしていいのかわからなかった私はとりあえず用件を聞き出すことにした。
「えっと、望ちゃんに何かあったわけじゃないならどうしたんですか?」
私の問いに、朔さんは無表情の中に真剣さを滲ませて口を開いた。
「……望にはなにもなくても、お前は何かあったんだろ?」
「え?」
「学校で不審者を倒したあと辺りから様子がおかしかったから」
「……」
気づかれてたんだ……。
何でもないって言ったのに、それでも気にしてくれてたんだ。
申し訳ないなって思うと同時に、うれしいって気持ちが沸く。
朔さんが私のことを気にしてくれてたってことが、うれしい。
「え? はい、お風呂も入っちゃいましたし」
あとはもう寝るだけだから、また髪を結う必要はないし。
「……なんか、雰囲気違うな……かわいい」
「え!?」
自然と出てきたような言葉にドキッと心臓が跳ねる。
お世辞、じゃないよね? 朔さんはお世辞を言うようなタイプじゃないと思うし。
家と街灯だけの薄明かりの中、この夜と同じ色の目に見つめられて恥ずかしい。
ドキドキと鼓動が早くなって、どうしていいのかわからなかった私はとりあえず用件を聞き出すことにした。
「えっと、望ちゃんに何かあったわけじゃないならどうしたんですか?」
私の問いに、朔さんは無表情の中に真剣さを滲ませて口を開いた。
「……望にはなにもなくても、お前は何かあったんだろ?」
「え?」
「学校で不審者を倒したあと辺りから様子がおかしかったから」
「……」
気づかれてたんだ……。
何でもないって言ったのに、それでも気にしてくれてたんだ。
申し訳ないなって思うと同時に、うれしいって気持ちが沸く。
朔さんが私のことを気にしてくれてたってことが、うれしい。