月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
「そうなんだ。確かにうちは広いからね。満兄なんて今でも迷うし」
「はい?」
え? 自宅だよね? なんて驚いているうちに、弦さんは「ちょっと待ってて、案内するから」とまた部屋に引っ込んでしまう。
何かの作業の途中だったのかな? と、悪いと思いつつ少し部屋の中を覗きこんだ。
弦さんの部屋には色んな本があって、今はタブレットで何か描いているみたいだった。
部屋の外から軽く見回すと、見覚えのあるタイトルの本を見つける。
「あ、『プリミュ』?」
「ん? ああ、そうだよ」
思わずつぶやいた私に、キリの良いところまで作業を終えたのか弦さんはタブレットを机に置いて、その設定資料のような『プリミュ』の本を手に取って見せに来た。
「これは二年前に放送された『プリミュ』で、動物がモチーフなんだ」
説明しながら見せてくれたページには、主要キャラクターが三人ほどアニメイラストで載っていた。
「あ、CMで見たことはあるかも」
見覚えはあったけれど、二年前となると完全に『プリミュ』は卒業してたからアニメは全く見ていない。
動物モチーフだからか、ピンクとブルーとオレンジの衣裳を着た女の子たちには動物の耳や尻尾がついていた。
「中でも僕の推しはこの『カリン』。明るくて格好良くて……頑張り屋なんだ」
そう言って弦さんが指さしたのはオレンジ色の子。ライオンモチーフなのかな? 首にモフモフのファーがついていてたてがみみたい。
キリッとした雰囲気で、確かにカッコイイかもって思った。
「はい?」
え? 自宅だよね? なんて驚いているうちに、弦さんは「ちょっと待ってて、案内するから」とまた部屋に引っ込んでしまう。
何かの作業の途中だったのかな? と、悪いと思いつつ少し部屋の中を覗きこんだ。
弦さんの部屋には色んな本があって、今はタブレットで何か描いているみたいだった。
部屋の外から軽く見回すと、見覚えのあるタイトルの本を見つける。
「あ、『プリミュ』?」
「ん? ああ、そうだよ」
思わずつぶやいた私に、キリの良いところまで作業を終えたのか弦さんはタブレットを机に置いて、その設定資料のような『プリミュ』の本を手に取って見せに来た。
「これは二年前に放送された『プリミュ』で、動物がモチーフなんだ」
説明しながら見せてくれたページには、主要キャラクターが三人ほどアニメイラストで載っていた。
「あ、CMで見たことはあるかも」
見覚えはあったけれど、二年前となると完全に『プリミュ』は卒業してたからアニメは全く見ていない。
動物モチーフだからか、ピンクとブルーとオレンジの衣裳を着た女の子たちには動物の耳や尻尾がついていた。
「中でも僕の推しはこの『カリン』。明るくて格好良くて……頑張り屋なんだ」
そう言って弦さんが指さしたのはオレンジ色の子。ライオンモチーフなのかな? 首にモフモフのファーがついていてたてがみみたい。
キリッとした雰囲気で、確かにカッコイイかもって思った。