月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
***
「すごいね、みんな夜はあんなに食べるの?」
片づけを手伝い、一緒にお風呂へ入ろうと誘われた私は脱衣所で服を脱ぎながら聞いた。
同じく服を脱いでいた望ちゃんは困ったように笑う。
「そうだよ。なんか、夜は特にお腹が空くんだって。いつもは三種類くらいにして、とにかく大量に作ってるよ」
「……大変そうだね」
私には無理そう、と思いつつ。だったらやっぱり今日は作るのも手伝った方が良かったのかもと反省する。
すると、突然何かに気づいた望ちゃんが声を上げる。
「あれ? あさひちゃん、そのアザ……」
「ん? ああ、これ? 生まれつきあるんだ。なんでか引っ越してきた辺りから濃くなってきちゃったんだ」
鎖骨の辺りにある丸いアザは、どんどん濃くなって今では本当に何かの紋様みたいに見える。
これ、本当に大人になったら薄くなるのかな?
お母さんは濃くなったことはなかったって言ってたけど。
困るなぁと思っていると、望ちゃんは驚いた様子で私に向き直る。
「私にも似たアザがあるんだよ! ほら!」
と、肌着姿の望ちゃんが自分の鎖骨部分を指さした。
そこには、私のとは少し違うけれど同じように丸い紋様みたいなアザがある。
「すごいね、みんな夜はあんなに食べるの?」
片づけを手伝い、一緒にお風呂へ入ろうと誘われた私は脱衣所で服を脱ぎながら聞いた。
同じく服を脱いでいた望ちゃんは困ったように笑う。
「そうだよ。なんか、夜は特にお腹が空くんだって。いつもは三種類くらいにして、とにかく大量に作ってるよ」
「……大変そうだね」
私には無理そう、と思いつつ。だったらやっぱり今日は作るのも手伝った方が良かったのかもと反省する。
すると、突然何かに気づいた望ちゃんが声を上げる。
「あれ? あさひちゃん、そのアザ……」
「ん? ああ、これ? 生まれつきあるんだ。なんでか引っ越してきた辺りから濃くなってきちゃったんだ」
鎖骨の辺りにある丸いアザは、どんどん濃くなって今では本当に何かの紋様みたいに見える。
これ、本当に大人になったら薄くなるのかな?
お母さんは濃くなったことはなかったって言ってたけど。
困るなぁと思っていると、望ちゃんは驚いた様子で私に向き直る。
「私にも似たアザがあるんだよ! ほら!」
と、肌着姿の望ちゃんが自分の鎖骨部分を指さした。
そこには、私のとは少し違うけれど同じように丸い紋様みたいなアザがある。