月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
「あ! 陽木さん! 会えてよかった、剣道部の入部考えてくれた!?」
那良先輩に見つかっちゃったんだ。
私が剣道強いって知った日から、会えば毎回勧誘してくる那良先輩。
強引に誘ってくることはないけれど、入るつもりはないのに何度も勧誘されるからちょっと困ってるんだよね。
「こんにちは、那良先輩。でも入部はしませんから」
今回も断ったけれど、文化祭でいつもよりテンションが上がってるからなのかな? 那良先輩は食い下がってきた。
「せっかくだから話だけでも聞いてみない? ほら、ちょうどそこの空き教室が休憩スペースになってるから」
いつもより少しだけ強引な那良先輩に困り果てる。
仕方なく私は断る理由としてお化け屋敷を使った。
「すみません、今このお化け屋敷入ろうとしていたところなので」
言うが早いか、私は望ちゃんの手を取って黒い暗幕が張り巡らされた教室へ入っていった。
幽霊は苦手だけど、あくまで中学生の出し物だし。そんなに怖くないよね?
那良先輩を振り切るように暗い中へ入ると、受付けらしき人が軽く説明してくれる。
「道なりに進んでね。途中にあるアイテムを三つ手に入れられると賞品があるよ。頑張ってね」
どうやらちょっとしたゲーム要素もあるみたい。
楽しそうかも、と思ったのも束の間。
那良先輩に見つかっちゃったんだ。
私が剣道強いって知った日から、会えば毎回勧誘してくる那良先輩。
強引に誘ってくることはないけれど、入るつもりはないのに何度も勧誘されるからちょっと困ってるんだよね。
「こんにちは、那良先輩。でも入部はしませんから」
今回も断ったけれど、文化祭でいつもよりテンションが上がってるからなのかな? 那良先輩は食い下がってきた。
「せっかくだから話だけでも聞いてみない? ほら、ちょうどそこの空き教室が休憩スペースになってるから」
いつもより少しだけ強引な那良先輩に困り果てる。
仕方なく私は断る理由としてお化け屋敷を使った。
「すみません、今このお化け屋敷入ろうとしていたところなので」
言うが早いか、私は望ちゃんの手を取って黒い暗幕が張り巡らされた教室へ入っていった。
幽霊は苦手だけど、あくまで中学生の出し物だし。そんなに怖くないよね?
那良先輩を振り切るように暗い中へ入ると、受付けらしき人が軽く説明してくれる。
「道なりに進んでね。途中にあるアイテムを三つ手に入れられると賞品があるよ。頑張ってね」
どうやらちょっとしたゲーム要素もあるみたい。
楽しそうかも、と思ったのも束の間。