月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
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一般客のように見える三人は、怯える宮義さんたちの口をガムテープでふさぎ手足を拘束する。
その間も私と望ちゃんにはナイフの切っ先が向けられていた。
「お前もだ」
私もそう指示されたけれど、望ちゃんをつれて行かれるわけにはいかない。
竹刀はカバンと一緒に別教室に置いてあるし、代わりになりそうな長い棒もない。戦うことは無理そうだ。
でも、だからといって大人しく渡すわけにはいかないよ。
私は絶対に離れないって意思を込めて望ちゃんに抱きついていた。
「あさひちゃん……」
望ちゃんは不安そうな声で私を呼ぶ。
私は大丈夫だよって意思をこめるようにギュッと抱きついて、ナイフを向けてきている男をにらんだ。
「おい、あんまり時間をかけられないぞ?」
「わかってるよ。おい! ホントに離れろ!」
宮義さんたちを拘束し終えた人たちに言われて、ナイフを持った男が片腕を伸ばしてきた。
私の肩をつかんで、望ちゃんから引き離そうとする。
「いやっ!」
強くつかまれて痛いけれど、望ちゃんを連れていかれるわけにはいかない。その一心で望ちゃんから離れなかった。
一般客のように見える三人は、怯える宮義さんたちの口をガムテープでふさぎ手足を拘束する。
その間も私と望ちゃんにはナイフの切っ先が向けられていた。
「お前もだ」
私もそう指示されたけれど、望ちゃんをつれて行かれるわけにはいかない。
竹刀はカバンと一緒に別教室に置いてあるし、代わりになりそうな長い棒もない。戦うことは無理そうだ。
でも、だからといって大人しく渡すわけにはいかないよ。
私は絶対に離れないって意思を込めて望ちゃんに抱きついていた。
「あさひちゃん……」
望ちゃんは不安そうな声で私を呼ぶ。
私は大丈夫だよって意思をこめるようにギュッと抱きついて、ナイフを向けてきている男をにらんだ。
「おい、あんまり時間をかけられないぞ?」
「わかってるよ。おい! ホントに離れろ!」
宮義さんたちを拘束し終えた人たちに言われて、ナイフを持った男が片腕を伸ばしてきた。
私の肩をつかんで、望ちゃんから引き離そうとする。
「いやっ!」
強くつかまれて痛いけれど、望ちゃんを連れていかれるわけにはいかない。その一心で望ちゃんから離れなかった。