月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
「大丈夫だよ。きっと、ひどいことをされるわけじゃないだろうから」
「望ちゃん……」
話をするだけだ、という望ちゃんは、そのまま強さを湛えたほほ笑みを浮かべた。
「それに、本当に守られるべきなのはあさひちゃんだから」
「え?」
最後にひっそりと告げられた言葉がどういう意味か分からない。
聞き返そうとしたけれど、望ちゃんはスッと立って男たちの方へ行ってしまう。
「望ちゃん!」
ハッとして引き留めようとしたけれど、そのときにはもうドアの外へと出て行ってしまっていた。
ガチャリ、と音を立てて鍵が閉められる。閉じ込められてしまった。
物が何もなくて、ガランとしている部屋。そんな場所に一人で閉じ込められて、急に怖くなる。
望ちゃんのことも心配で、私はカギがかけられたドアをドンドンと叩いた。
「開けて! 出して!」
『うるせぇ!』
ガァン!
「っ!」
一応見張りなのか、ドアの外に一人残っていたみたいだ。
その男が怒鳴ってドアを大きく叩いたせいで、音だけでなく大きな振動も私に伝わってきた。
その振動も怒声も怖くて、声が出せなくなる。
それ以上どうしていいのかわからなくて、私は部屋の真ん中の床に座り込んだ。
「望ちゃん……」
話をするだけだ、という望ちゃんは、そのまま強さを湛えたほほ笑みを浮かべた。
「それに、本当に守られるべきなのはあさひちゃんだから」
「え?」
最後にひっそりと告げられた言葉がどういう意味か分からない。
聞き返そうとしたけれど、望ちゃんはスッと立って男たちの方へ行ってしまう。
「望ちゃん!」
ハッとして引き留めようとしたけれど、そのときにはもうドアの外へと出て行ってしまっていた。
ガチャリ、と音を立てて鍵が閉められる。閉じ込められてしまった。
物が何もなくて、ガランとしている部屋。そんな場所に一人で閉じ込められて、急に怖くなる。
望ちゃんのことも心配で、私はカギがかけられたドアをドンドンと叩いた。
「開けて! 出して!」
『うるせぇ!』
ガァン!
「っ!」
一応見張りなのか、ドアの外に一人残っていたみたいだ。
その男が怒鳴ってドアを大きく叩いたせいで、音だけでなく大きな振動も私に伝わってきた。
その振動も怒声も怖くて、声が出せなくなる。
それ以上どうしていいのかわからなくて、私は部屋の真ん中の床に座り込んだ。