月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
「はじめまして、あさひさん。俺は月島満。ここの家の長男なんだ」
「あ、はい。よろしくお願いします」
差し出されたのにつかまないのも悪いかと思って満さんの手につかまる。そのまま軽く引かれて立ち上がると、私はお隣さんへのあいさつとしてペコリと頭を下げた。
「望を助けてくれたお礼もしたいし、良かったら家に上がって行かないか?」
「え!?」
突然のお誘いに驚いて返事を出来ないでいると、弦さんもニコッと笑って話す。
「キミのことももっと知りたいしさ。上がって行ってよ」
カワイイ笑顔で言われたら拒否することも出来なくて言葉に詰まる。
そうしているうちに晦さんと朔さんにも誘われてしまった。
「ケガは治っても、地面に倒れたんだから汚れてるだろ? ちょっと身だしなみを整えるつもりでいいから寄っていけよ」
「お前に話したいこともあるんだ。いいから来い」
朔さんの言葉なんかはもはや命令だと思ったけれど、どんどん断りづらくなっていってる。
そして最後の一押しとばかりに望ちゃんが大きな丸い目を潤ませて頼み込んできた。
「お願い、あさひちゃん。助けて貰って本当に嬉しかったの。ちゃんとお礼をさせて!」
とってもカワイイウサギみたいな女の子にお願いされて、私の中で『断る』という選択肢が真っ二つに折れた気がする。
「わ、わかった」
私は引きつりながらもそう返事をした。
「あ、はい。よろしくお願いします」
差し出されたのにつかまないのも悪いかと思って満さんの手につかまる。そのまま軽く引かれて立ち上がると、私はお隣さんへのあいさつとしてペコリと頭を下げた。
「望を助けてくれたお礼もしたいし、良かったら家に上がって行かないか?」
「え!?」
突然のお誘いに驚いて返事を出来ないでいると、弦さんもニコッと笑って話す。
「キミのことももっと知りたいしさ。上がって行ってよ」
カワイイ笑顔で言われたら拒否することも出来なくて言葉に詰まる。
そうしているうちに晦さんと朔さんにも誘われてしまった。
「ケガは治っても、地面に倒れたんだから汚れてるだろ? ちょっと身だしなみを整えるつもりでいいから寄っていけよ」
「お前に話したいこともあるんだ。いいから来い」
朔さんの言葉なんかはもはや命令だと思ったけれど、どんどん断りづらくなっていってる。
そして最後の一押しとばかりに望ちゃんが大きな丸い目を潤ませて頼み込んできた。
「お願い、あさひちゃん。助けて貰って本当に嬉しかったの。ちゃんとお礼をさせて!」
とってもカワイイウサギみたいな女の子にお願いされて、私の中で『断る』という選択肢が真っ二つに折れた気がする。
「わ、わかった」
私は引きつりながらもそう返事をした。