月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
この日輪街に来てから気づかされることばかり。
まるで本当の自分を見つけに来たみたい。
剣道も、カワイイものも好き。
そして、ちゃんと守りたい人を守れるよう強くありたいってわかった。
それに、初恋も見つけた……。
チラッと朔さんを見ると、いつもの無表情。よく見ると何かを考えこんでいるみたいにも見える。
「……ん? どうした?」
ジッと見ていた私の視線に気づいて、朔さんは軽く瞬きして聞いてきた。
「あ、いえ、何でもないです」
今考えていたことを知られたくなくて目をそらす。さすがにいきなり告白する勇気まではないし。
でも、そうしてそらした視線の先にはとても真剣な表情で黙り込んでいる望ちゃんが。
ついさっきまではお互いに無事だったことを喜んで笑顔だったのに、と不思議に思う。
少しためらいつつも、どうしたの? って聞こうと思ったとき、望ちゃんはバッと顔を上げた。
「うん、決めた!」
「え?」
なにを? と聞くより前に、望ちゃんは真面目な顔を私に向けて言う。
「あさひちゃん、大事な話があるの。今日は家に帰る前にうちに来てちょうだい」
「え? う、うん。わかった」
とても力の入った様子の望ちゃんに圧倒されながら、私はうなずいたのだった。
まるで本当の自分を見つけに来たみたい。
剣道も、カワイイものも好き。
そして、ちゃんと守りたい人を守れるよう強くありたいってわかった。
それに、初恋も見つけた……。
チラッと朔さんを見ると、いつもの無表情。よく見ると何かを考えこんでいるみたいにも見える。
「……ん? どうした?」
ジッと見ていた私の視線に気づいて、朔さんは軽く瞬きして聞いてきた。
「あ、いえ、何でもないです」
今考えていたことを知られたくなくて目をそらす。さすがにいきなり告白する勇気まではないし。
でも、そうしてそらした視線の先にはとても真剣な表情で黙り込んでいる望ちゃんが。
ついさっきまではお互いに無事だったことを喜んで笑顔だったのに、と不思議に思う。
少しためらいつつも、どうしたの? って聞こうと思ったとき、望ちゃんはバッと顔を上げた。
「うん、決めた!」
「え?」
なにを? と聞くより前に、望ちゃんは真面目な顔を私に向けて言う。
「あさひちゃん、大事な話があるの。今日は家に帰る前にうちに来てちょうだい」
「え? う、うん。わかった」
とても力の入った様子の望ちゃんに圧倒されながら、私はうなずいたのだった。