月島家のお守り四つ子~イケメン女子でも可愛いものが好きなんです!〜
「『太陽と月の巫女』のお話は、実話なのよ? 月島家は昔から少し不思議な力を持った子どもが生まれてくるの」
望ちゃんや満さんたちがお守りの力を持っていることを言ってるんだろう。
そう納得した私はうなずいてそのまま黙ってお話を聞いた。
「その中でも太陽神・天照大御神の加護を持つ太陽の巫女は特別だったわ。みんなに力を与えてくれる存在だったの」
その特別な力を戦に利用しようとしたお殿様が昔いて、そのお殿様から太陽の巫女を守ったお話が『太陽と月の巫女』なんだって話してくれた。
「太陽の巫女をお殿様から守ることは出来たけれど、お殿様は完全に諦めたわけじゃなかった。だから太陽の巫女を遠く離れた場所に逃がすしかなかったの」
そのまま長い年月が流れて、遠くの土地に溶け込んでしまった太陽の巫女はどこにいるのかわからなくなったんだって。
その太陽の巫女の子孫が私だって豊子さんは話した。
それに補足するように、望ちゃんが私を見て話す。
「私の鎖骨にあるアザが月の巫女の証だって話したよね?」
「あ、うん。聞いた」
この屋敷にお泊まりした日、望ちゃんと一緒のお風呂に入ったときに話を聞いた。
「あさひちゃんにも似たアザがあるでしょ? あれ、やっぱり太陽の巫女の証だったんだよ」
あの日、お風呂から上がった後望ちゃんは豊子さんに相談しに行っていたんだって。
私が太陽の巫女かもしれないって。
望ちゃんや満さんたちがお守りの力を持っていることを言ってるんだろう。
そう納得した私はうなずいてそのまま黙ってお話を聞いた。
「その中でも太陽神・天照大御神の加護を持つ太陽の巫女は特別だったわ。みんなに力を与えてくれる存在だったの」
その特別な力を戦に利用しようとしたお殿様が昔いて、そのお殿様から太陽の巫女を守ったお話が『太陽と月の巫女』なんだって話してくれた。
「太陽の巫女をお殿様から守ることは出来たけれど、お殿様は完全に諦めたわけじゃなかった。だから太陽の巫女を遠く離れた場所に逃がすしかなかったの」
そのまま長い年月が流れて、遠くの土地に溶け込んでしまった太陽の巫女はどこにいるのかわからなくなったんだって。
その太陽の巫女の子孫が私だって豊子さんは話した。
それに補足するように、望ちゃんが私を見て話す。
「私の鎖骨にあるアザが月の巫女の証だって話したよね?」
「あ、うん。聞いた」
この屋敷にお泊まりした日、望ちゃんと一緒のお風呂に入ったときに話を聞いた。
「あさひちゃんにも似たアザがあるでしょ? あれ、やっぱり太陽の巫女の証だったんだよ」
あの日、お風呂から上がった後望ちゃんは豊子さんに相談しに行っていたんだって。
私が太陽の巫女かもしれないって。