再会した航空自衛官の、5年越しの溺愛包囲が甘すぎます!
「美羽。話があるんだ」
私の言葉を遮るように悠翔が口を開く。
「話したいことがある。このあとなにか予定はあるか?」
「ううん、ないけど」
首を横に振って答えた。
「美羽の家の近くにある公園で待っていてくれないか。仕事が終わったらすぐに行くから」
「うん」
悠翔の話って……。
「ごめん。俺そろそろ戻らないといけないから行くな。まとあとで」
悠翔の手が私の頭をそっと撫でる。背中を向けると、足早に去っていった。