僕の泣き虫さん
困ったイノリくんは、道端に咲いているひまわりを摘んで
キヨちゃんの麦わら帽子のリボンに結んであげました。
「ひまわりはキヨみたいだね」
「どうして？」
なんでひまわりがキヨちゃんみたいなのかは、キヨちゃんには内緒です。
お日様がギラギラと照りつける道を歩く２人。
イノリくんがひまわりがキヨちゃんみたいと言ったのはね、
たくさん付いているひまわりの種が
キヨちゃんの涙に似ていると思ったんですよ。
キヨちゃんには秘密にしてあげてね。
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