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「…あ、うん!今、慎太郎くんから聞いたところ」


わたしは慎太郎くんと顔を見合わせる。


不思議だな。

慎太郎くんとは目が合ってもなんともないのに、昴くんのときだけはやたらとドキドキする。


本当は、真っ先に昴くんに「お誕生日おめでとう」と言いたい。

でも、…出そうになった言葉をぐっと飲み込む。


「そ…それじゃあ、今日の警護もよろしくね」


わたしはすぐに表情に出ちゃうから、昴くんに悟られる前にそそくさとリビングへと向かった。



慎太郎くんがメインで警護をしてくれるということで、今日の教室での席は慎太郎くんが隣だった。

代わりに、昴くんはわたしの後ろの席に座る。


【プレゼント、なに買うか決めた?】

【実は、まだ決まってなくて…】


わたしと慎太郎くんは、授業中にお互いのノートに書き込んで会話をする。
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