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ということにしておく。


「だから昴、アリスちゃんはオレが責任を持って守るから。オレがいっしょなら、なにも問題はないだろ?」

「昴くんはいつもわたしのためにがんばってくれてるから、放課後は部屋でゆっくりしてて」


誕生日なんだし、今日くらいは。


これ以上昴くんになにか聞かれたらボロが出そうだから、わたしは急いで学食を食べて先に席を立った。


食器を返却しにいくと、隣に食べ終わった慎太郎くんもやってきた。


「アリスちゃん、さっきは危なかったね」


小声でわたしに話しかける慎太郎くん。


「ほんと…!昴くんがついてくるって言ったときは、ヒヤヒヤしたよ〜…」

「なんとか言い訳できたけど、昴になにか悟られる前に授業が終わったら早く学校を出よう」

「うん!」


わたしはうなずいた。
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