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人懐っこい子犬みたいで、そのおかげでわたしの緊張も解れた。

1つ年下だけど、フランクな口調がとっても話しやすいかわいい弟みたい。


そして、わたしと同じ中学2年生の四之宮昴くん。

前髪から見え隠れする切れ長の目。

同い年とは思えない落ち着いた大人っぽい雰囲気をかもし出している。

イージスのリーダーらしいけど、他の2人とは違って口数も少なくて…あまりよくわからない。



* * *



イージスがわたしにつくということに安心して、アリスちゃんパパは本当に帰ってしまった。


「アリス様、そろそろ朝のホームルームの時間です。教室にご案内します」

「お…お願いします」


学校内だから変な人はいないというのに、イージスの3人はわたしを囲むようにしていっしょについてくる。

その立ち居振る舞いは、さっきまでついていた黒スーツの専属ボディガードの人たちとなんら変わりない。
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