\ トップ★シークレット /
キョトンとするわたし。
すると、昴くんは丁寧にわたしの右足のダンスシューズを脱がせた。
と同時に、ジンとした痛みが走る。
見ると、くるぶしのところに血がにじんでいた。
どうやら、慣れないシューズで慣れないダンスを踊ったから靴擦れしてしまったようだ。
さっきまで緊張していたからか、自分でも全然気づかなかった。
「左足も同じところが少しだけ擦りむけています。あのまま2回目も踊れば、きっとこちらも靴擦れしていたでしょう」
それがわかっていたから、あのとき昴くんは止めてくれたんだ。
靴擦れなんてたいしたケガじゃないのに――。
昴くんはまるでガラス細工を扱うかのように、わたしの右足をそっと持ち上げてやさしく手当てしてくれた。
「消毒をいたします」
「絆創膏を貼ります」
すると、昴くんは丁寧にわたしの右足のダンスシューズを脱がせた。
と同時に、ジンとした痛みが走る。
見ると、くるぶしのところに血がにじんでいた。
どうやら、慣れないシューズで慣れないダンスを踊ったから靴擦れしてしまったようだ。
さっきまで緊張していたからか、自分でも全然気づかなかった。
「左足も同じところが少しだけ擦りむけています。あのまま2回目も踊れば、きっとこちらも靴擦れしていたでしょう」
それがわかっていたから、あのとき昴くんは止めてくれたんだ。
靴擦れなんてたいしたケガじゃないのに――。
昴くんはまるでガラス細工を扱うかのように、わたしの右足をそっと持ち上げてやさしく手当てしてくれた。
「消毒をいたします」
「絆創膏を貼ります」