\ トップ★シークレット /
向けられた敵意
それからも、わたしの私物がたびたびなくなることが発生した。
「アリス様、どうかしましたか?」
「…ううん!なんでもないよっ」
昴くんがなにかに気づきそうになると、わたしは慌てて笑ってごまかした。
わたしが星乃川学園に在籍するのは、1ヶ月だけ。
この1ヶ月さえ乗り切ればいいだけなんだから、大事にならないように今は我慢我慢。
――体育の授業終わり。
更衣室前では、着替え終わったお嬢様たちを出迎えにエスコート科の男子生徒たちが外で待機していた。
「アリスちゃん、お疲れさま!」
わたしの姿を見つけると、すぐに虹斗くんと慎太郎くんが駆け寄ってきてくれた。
「あれ?昴くんは?」
いつもなら3人いっしょ。
だけど、昴くんだけいなかった。
「ごめんね。昴は用事があるからって、オレたちにアリスちゃんのことを任せて先に行っちゃった」
「アリス様、どうかしましたか?」
「…ううん!なんでもないよっ」
昴くんがなにかに気づきそうになると、わたしは慌てて笑ってごまかした。
わたしが星乃川学園に在籍するのは、1ヶ月だけ。
この1ヶ月さえ乗り切ればいいだけなんだから、大事にならないように今は我慢我慢。
――体育の授業終わり。
更衣室前では、着替え終わったお嬢様たちを出迎えにエスコート科の男子生徒たちが外で待機していた。
「アリスちゃん、お疲れさま!」
わたしの姿を見つけると、すぐに虹斗くんと慎太郎くんが駆け寄ってきてくれた。
「あれ?昴くんは?」
いつもなら3人いっしょ。
だけど、昴くんだけいなかった。
「ごめんね。昴は用事があるからって、オレたちにアリスちゃんのことを任せて先に行っちゃった」