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そうなったら虹斗くんに邪魔されちゃいそうだから、早めに仕上げておこう!
わたしはデッサンを終えると、5限の間に色塗りも始めた。
絵を描くことは好きだから、夢中で色を塗っていく。
――だから、気づかなかった。
背後から足音が近づいてくることに。
「よし!あと少し」
いったんパレットに筆を置き、目の前の風景とスケッチとを見比べる。
「ア〜リスちゃんっ」
そのとき、後ろからわたしを呼ぶ声が聞こえた。
振り返ると、そこにいたのは同じクラスの4人の女の子。
その一番前にいる女の子を見て、わたしははっとした。
「風景画、どう?捗ってる?」
そう言って、にんまりと笑うのは…沙理奈ちゃん。
そう。
この前、ボディガードの江口くんにクビを宣告した三輪沙理奈ちゃんだ。
わたしはデッサンを終えると、5限の間に色塗りも始めた。
絵を描くことは好きだから、夢中で色を塗っていく。
――だから、気づかなかった。
背後から足音が近づいてくることに。
「よし!あと少し」
いったんパレットに筆を置き、目の前の風景とスケッチとを見比べる。
「ア〜リスちゃんっ」
そのとき、後ろからわたしを呼ぶ声が聞こえた。
振り返ると、そこにいたのは同じクラスの4人の女の子。
その一番前にいる女の子を見て、わたしははっとした。
「風景画、どう?捗ってる?」
そう言って、にんまりと笑うのは…沙理奈ちゃん。
そう。
この前、ボディガードの江口くんにクビを宣告した三輪沙理奈ちゃんだ。