神獣の花嫁〜さだめられし出逢い〜
「セキ様にはあっしの他に、ネコの半妖とスズメの“眷属(けんぞく)”がおりまして、そいつらも話したり話さなかったりで」


あ、“眷属”というのは───と、また猿助の長話が始まった。

美穂は、うなずきながらも、自分のまぶたが重くなるのを感じていた。





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