君が眠るこの冬に。

「気をつけて帰るように、さようなら」
やっと1日が終わった。今日はいつも以上に長く感じた。自己紹介とかもあってみんな笑いあったりしてたけど、僕は面白いことも何一つ言えなくて笑いなんて起こらなかった。なんなら、なんだこいつっていう目で見られていた気がした。正直このクラスでやっていける気がしない……
「真白!!また明日!」
「優希、また明日…」
優希はもう当たり前のように何かあれば隣を向いて授業中でも話しかけてくれた。唯一今日初日で出来た友達は、優希ぐらいかもしれない。でも男友達ではないから修学旅行の部屋とかで正直関係ないかもしれない。結局は男と女で分けさせられちゃうからね。
「よっ、真白。友達できたか?」
「斗真。まぁ、一応友達と呼べそうな人なら出来た、かな…」
「まぁいいじゃん。喋れるやつが出来ただけでお前にとってはありがたいだろ笑」
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