なぜか彼氏が2人できちゃいました……。
「私?」
「うん」
「なぜ?」
「好きだから」
そんな息を吸うように簡単に言われてもすぐには響いてこない……はずなのに。
彼が私の方に近づいてくると昨日のあの光景が蘇ってきて胸の奥がぴょこんと跳ね上がる。
「初対面の人だし、あなたのことよく知らないし」
「俺は美緒のことを知ってるよ。
それに初対面じゃない。
これまで時々話してたし」
「でもそれは」
彼の強引さにどうしたらいいかわからなくてオロオロして俯いてしまったその時。
「空、もうやめろっ」
鋭い岳の声がしたと思ったら突然、視界が暗くなる。
岳が私と空くんの間に入って背中に隠してくれたからだ。
「どいてよ、今いいところなんだから」
「どかない、美緒を困らせるな」
「うん」
「なぜ?」
「好きだから」
そんな息を吸うように簡単に言われてもすぐには響いてこない……はずなのに。
彼が私の方に近づいてくると昨日のあの光景が蘇ってきて胸の奥がぴょこんと跳ね上がる。
「初対面の人だし、あなたのことよく知らないし」
「俺は美緒のことを知ってるよ。
それに初対面じゃない。
これまで時々話してたし」
「でもそれは」
彼の強引さにどうしたらいいかわからなくてオロオロして俯いてしまったその時。
「空、もうやめろっ」
鋭い岳の声がしたと思ったら突然、視界が暗くなる。
岳が私と空くんの間に入って背中に隠してくれたからだ。
「どいてよ、今いいところなんだから」
「どかない、美緒を困らせるな」