レンズのむこう
さすが、俺にいいよってくるだけあってその顔は整っていて綺麗だ。



初めてマトモに見た女の顔に軽くキスして優しく微笑む。




そしてまた行為に没頭しようとしたら…

-ギィッバタン-


「えっ……?」



誰かが入ってきたその音に肩がビクッと反応した。
厄介だな、とか思いながら耳をすます


足音からして…生徒。パタパタする感じからして女の子かな?
だったら大丈夫でしょ。

気にせずすすめようとすると女が慌てて待ってとか言いだした。



「なに?もうすぐフィニッシュなんだけど」


「だって誰かきたよ?」


めんどくさいな、そっちが俺の睡眠邪魔してまで誘ってきたくせに…
不機嫌が顔にでたのか女はグゥッと押し黙る。
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