レンズのむこう

宣戦布告!?

低血圧気味な私は、本当に朝が苦手だ。



朝からテンション高い男子をみていると呆れる反面疑問にも思う。


一度でいいから男子をつかまえて聞いてみたい


『ねぇどっからそんなテンション沸いてくるんだい?』と。


もし本当にこれをやってのけたなら私はただの変態不審者だろう。


だけど今ならやれる気がする。
いややらないといけない気がする。



教室のドアの前へ立つこと数分。私は眉間に深い皺をよせて中を睨んでいた。



私の教室にはなぜか朝から女の子を口説いてるタラシ生徒会長様。



『なんでここにいるんだよ。しかもなに朝から女の子口説いてんだよ!!どっからそんな元気(?)わくんだよ!』


教室入って開口一番にこれは変態不審者だろう。


だけど今はやれる気がする。
いややらないといけない気がする。



私は思いっきり深いため息をはくとドアをガラリと開けた。
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