ここにいるよ。
3
体育終わりに、「暑いね」「夏だね」そんな会話をする。
当たり前でありきたり、毎回の恒例の会話。
本当に暑い。
内側からあたたかい。
高3の夏休みの直前。一学期がもうすぐ終わるところ。
あと何回こうして一緒にいられるのだろうか。
大人になったらきっと、ボールを汗だくになりながら追いかけて、かっこいい人を見てキャーキャーはしゃぐことはなくなってしまう。
まだ子供でいたい。
みんなで輝いていたい。
大きな窓から陽が降り注いでいる廊下を歩き、エアコンのきいた教室へと急ぐ。
教室につき、みんながそれぞれ自分の席に戻る。
荷物を片付けるために当たり前だけど、少し、寂しくなった。
「ねえ、今日アイス買って帰ろ」
魅力的な提案だ。
片づけを終えた友達がいつの間にか後ろの席に陣取っていた。
大丈夫。まだ時間はある。
大きな返事をして、私は振り向いた。
まだ、子ども。
もうすぐ子供ではいられなくなってしまうけど、まだ、こどもでいいよね。
心の中で、そっとつぶやいた。
当たり前でありきたり、毎回の恒例の会話。
本当に暑い。
内側からあたたかい。
高3の夏休みの直前。一学期がもうすぐ終わるところ。
あと何回こうして一緒にいられるのだろうか。
大人になったらきっと、ボールを汗だくになりながら追いかけて、かっこいい人を見てキャーキャーはしゃぐことはなくなってしまう。
まだ子供でいたい。
みんなで輝いていたい。
大きな窓から陽が降り注いでいる廊下を歩き、エアコンのきいた教室へと急ぐ。
教室につき、みんながそれぞれ自分の席に戻る。
荷物を片付けるために当たり前だけど、少し、寂しくなった。
「ねえ、今日アイス買って帰ろ」
魅力的な提案だ。
片づけを終えた友達がいつの間にか後ろの席に陣取っていた。
大丈夫。まだ時間はある。
大きな返事をして、私は振り向いた。
まだ、子ども。
もうすぐ子供ではいられなくなってしまうけど、まだ、こどもでいいよね。
心の中で、そっとつぶやいた。