お願いだから、好きって言って。


「私こそ……いきなり友達になろうなんて図々しいことしたり、好きな人……被ったりしてごめんなさい……だけど、本当に私は相良さんのこと応援してたの……」



 結局、衝動的に告白して振られたんだけど……


「こんなこと言える立場じゃないけど。もし良かったら……たまにでいいから、双葉さんに話しかけてもいい……?」
「私、これからも……2人と一緒にお昼ご飯、食べたい……な。迷惑じゃなければだけど……」


 そんな私の返答に、相良さんは泣きながらも嬉しそうに微笑んでくれた。




 私の恋愛は終わったけど……


 ちゃんと友達が出来た感じがして、幸せだった。



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