ホテル御曹司は虐げられ令嬢に生涯の愛を誓う

だけど翔くんは出張した三日目で仕事を全て終えてしまった。一緒に行動をしていたけれどスケジュールを詰め過ぎていない。

「本当に仕事は終わったの?」

「ああ、仕事は三日で終わるようにスケジュールをくんだんだ」

私たちが電車に乗って向かった先は南伊豆の下田。

見た目はレトロなムードが漂う歴史的な港町感がある。人が賑わっていて楽しい。

こういう観光地へ今まで来たことがない。

「今から早めのランチにしよう」

「いいね。何を食べるの?」

「ここは海鮮が有名なんだ」

こういう情報っていつ調べていたんだろ。多分ランチ以外にも予定を立ててるはずだから私は楽しみにしておこう。

ランチを食べるお店に入って翔くんが注文をしてくれて、少し待つと注文したものが運ばれてきた。
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