ホテル御曹司は虐げられ令嬢に生涯の愛を誓う

リビングのソファーに座ってパソコンを触っている。今日は仕事が休みのはずなのに家でも仕事をする姿は尊敬する。けど、休みの日はゆっくりと体を休めて欲しい。

「翔様、お昼ご飯が出来ました」

「ん、ありがとう」

温かいかけうどん、野菜サラダと白菜のお漬物。

「沙凪は食べないのか?」

「私はあとでいただきます」

翔くんはパソコンをどかしてお昼を食べる。私はキッチンへ戻って使ったものを洗って片付ける。

「ごちそうさま、うまかった。少し書斎に籠るから」

「はい、かしこまりました」

家のことを全てやり終えて私はソファーに座って少し休む。

(少し休んだら動こう。けど、今すごく脱力感がある……)

今日は天気がいい。太陽の陽がリビングを照らしじんわりと暖かく私は横になって目を閉じて体を温める。
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